弾いてみたいけど楽譜がない、自分に弾きやすいアレンジにしてみたいなど思うことがあるかと思います。
耳コピって難しいのでは、と思えそうですが、段階を踏んでいけば、音楽理論とかはあまり考えなくてもそれなりなものが出来上がります。
私自身素人で、音楽理論をちゃんと勉強してはいませんが、趣味で耳コピした曲を楽譜に起こして楽しんでいます。
私個人の方法ですので非効率かもしれませんが、同じギターを弾いてる人の参考になればいいなと思います。
耳コピするのに用意するもの
まず用意するものは
- パソコン(スマホやノートでも可)
- 耳コピしたい楽曲
- 楽器
です。
パソコン(またはスマホやノート)
なくてもできるといえばできるのですがスマホやノートよりパソコンの方が操作性がいいので個人的にはお勧めです。
スマホでもTABのアプリはありますし、代用可能だと思います。
昔はTABのノートを買ったり、英語のノートに一本線を増やしてTAB譜代わりに使ってたこともありましたねー。
ノートはすぐ書けるよさがありますが、デジタルだと音やリズムが実際確認できるので、正確な楽譜が作れます。今はほんと便利でありがたいです。
使っているソフトはGuitarPro8です。最近使い始めましたがすごい使いやすいです。
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無料で使えるソフトもあります。
今はGuitarProを使うようになりましたが、以前は長い間こちらの無料ソフトをつかっていました。
十分に使えるソフトです。
耳コピしたい楽曲
曲が無ければコピーもなにもないので、リピートして曲が聴ける状態にしましょう。
サブスクでも、CDでもなんでもいいと思います。
楽器(使用するギター)
ギターですね。使う楽器を使用します。
楽譜を作っていって実際に押さえられるのか、どこを押さえるのかを確認できます。
明らかに厳しい運指になっていたりすると弾きやすいようにポジションを替えたりできます。
自分に無理のない押さえ方にアレンジできるのも耳コピのいいところだと思います。
耳コピをしていく
順序としては
- 曲をある程度聞く
- ボーカルのリズムだけを抜き取る
- メロディをリズムに合わせて書き出す
- ベースのリズムだけを書き出す
- ベースのリズムに合わせて書き出す
- 和音を決める
- 確認、調整する
といった流れになります。
1.曲をある程度聞く
耳コピしようとしている曲ですから、ある程度知っている曲だとは思いますが、サビだけしか知らないなど、一部分しか知らないのであれば知らないところも聞いていきましょう。
サビだけコピーしたいのであればそれでもいいですが、ある程度は聞きこんで鼻歌くらいは歌えるくらいにしとくといいと思います。
2.ボーカルのリズムだけを抜き取る
弾き語りと違ってソロギターの場合はボーカルのメロディが無いといけないと思います。
なのでボーカルの歌っているメロディのリズムだけを拾っていきます。
何故リズムだけかというと、そっちの方が簡単だからです。
いっぺんにメロディーもって効率よくできればいいのですが、私はそこまで器用ではありません(笑)
大体の曲は4/4拍子です。最近は複雑な曲も結構ありますが、基本的には4/4に合わせて8分音符をつかってリズムをとっていきます。
それは曲を聴いて判断します。
16分音符になるところは細かくしていきます。
個人的な方法だと思いますが、音が伸びてる、2、4分音符などはメロディ発音のタイミングで表記し、残りは休符で書いていきます。
そのようにしてメロディのリズムのみ抜き取っていきます。
3.メロディをリズムに合わせて書き出す
次に先ほど抜き取ったリズムにボーカルのメロディをはめ込んでいきます。
実際ギターを弾いてみて音を出しながらやってみるといいのではないでしょうか。
弾いてみてカポタストをした方がいい曲があればカポタストをつけてメロディーを拾っていきます。
上記で抜きっとったリズムだけの楽譜なので変な箇所もあるかもしれません、メロディをならしながら修正していきます。
4.ベースのリズムだけを書き出す
次はベースのリズムです。
ベースラインをメインで聞き取り、ベースのリズムだけを抜き取ります。
実際バンド形式の楽曲だとベースラインをそのまま抜き取っても、ソロギターにするとなんか微妙ってこともあるのですが、とりあえず原曲を参考におそのまま抜き取ります。
5.ベースのリズムに合わせて書き出す
次にベースのリズムに合わせてベース音をはめ込んでいきます。
なんか聞こえづらいというところもありますが、ベースを書き込んでいきます。
音が低すぎて出せないところなどは1オクターブ上の音などで代用します。
6.和音を決める
メロディーとベースができたら和音を決めていきます。
個人的なやり方としては、曲の中でも盛り上がるところは和音を多めに使っていきます。
A、Bメロは和音を押さえて、サビではストロークを入れてみたりして音数を増やします。
ここは個人の感性もあると思いますし、入れすぎると複雑に難しくなっていきます。
自分で弾ける感じで入れていくのがいいと思います。
7.確認、調整する
あとは出来上がった楽譜を実際に弾いていきます。
原曲を聞いて、楽譜を聞いて。
おかしいと思う所、弾きにくい所があれば編集、削除していきます。
ローポジションで難しい運指になっていても、ハイポジションに移動させれば弾きやすくなることもあります。
私は以前ハイポジションはうまく弾けない苦手意識がありましたが、それは使っていないだけで少しずつ使っているとできるようになりました。
ハイポジって初心者には難しいってイメージありませんか?(笑)
話は逸れましたが、そうして自分に弾きやすい楽譜を作っていきます。
AIに頼るとかなり楽
追記。
最近はAIの進化がすさまじく、耳コピという仕事がなくなるかもしれないといわれています。
ほんとすごいですね。
曲をボーカル、ギター、ベース、ドラムのパートに分けてくれるAI。
ほかにもカポ指定できて、一瞬でそのコード進行を表示してくれるAI。
他にもいろいろあるますが、私個人が耳コピで使っているのはこの二つです。
他にもいいものがあれば教えてほしいです(笑)
私も今まではひたすら原曲を聴いて、聞こえるままに採譜してましたが、パートごとの音があると非常に聞き取りやすいし、コードがサッと出てくると音を取るときに楽です。
いやほんとすごい楽で感動します。
でも原曲を聴きこむのは大事だと思います。
そこからパートを聴くとかなりハードルが下がるのではないでしょうか。
現状かなり強力なサポーターとなってくれています。
いいのか悪いのか、もう少ししたらほんとに耳コピという作業がなくなるのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか
- リズムを聴きっとって
- 音を載せて
- 調整する
というの私の耳コピの流れです。
すごい人は一度聴いたらパーって楽譜が頭の中にできるんでしょうか、すぐ弾けますよね。
ほんとすごいと思います。
素人には無理なので段階的にやっていくことでそれっぽくできると思います。
あなたのギターを楽しむ手助けになれば幸いです。
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