アコースティックギターを3DCADで描いてみる4~ボディ~

ギター

ネックもできたので次はボディを作ってみよう。

ボディの形をスケッチ

ヘッド面に移動させたアコースティックギター画像のキャンパスをネックの指板接着面に移動させる。

ボディ01

画像を参考にボディの半分を描く。そしてミラーで左右対称にスケッチ。

ボディ02

ネックの仕込み面はまっすぐ直線でつなげる

ボディ03

トップとバックのブレーシングを描く

ブレーシングを描く。

昔キット作ったときの資料があったはず・・・ありました。

ボディ04

ブレーシングはこの資料からなんとなくコピーしました。

中身を載せるとまずいのか?と思うので資料は割愛します。すいません。

とりあえず大体の感じで作ります。

 

話は少しずれますが、ブレーシングで音は変わります

ブレーシングはほんとに数えきれないほど種類があります。

今の私には(大したことない)、なんじゃこれ、わからんってものもあります。

基本的にはいい音を出すためにいろんな方が切磋琢磨されています。

すごいですよね。

 

話をもどして、

資料から大体こんなもんかなぁという感じでマーチンのブレーシングを描きます。

正確ではありませんのであしからず。

ボディ05

そしてスケッチしたボディのひょうたんを決めたボディ厚で押し出し。

押し出してみると分厚いな。

ボディ06

ギターボディのバック面の平面を選択して、バックのブレーシングを描く

ボディ07

指板をホールに合わせてカットする

忘れないうちに指板をサイズカットする直線をスケッチ。

正確にはどうかわかりませんが、指板はホールから5mm外側の位置でカットしようと思います。

ボディ08
ボディ09

指板エンドのバインディング部分も忘れずに分割。

ボディ10

切り離した部分はまだ使うので一旦消えてもらう。

トップとバックのアーチを作る

表板裏板ともにはアーチがついてるのでアーチをつけたい。

多分Xブレーシングの真ん中が頂点になるアーチを作ればいいのでは?と思うので、とりあえずそういう方向で進めます。

ギターボディのセンターでカット

ボディ11

ブレーシングの交差しているところにギターのセンターとの垂線をスケッチ。

ボディ12

その線でボディをカット

ボディ13

次にセンターで切ったボディ面にスケッチを描く。

さっきの垂線でギターボディを切っておくと、アーチの頂点がスケッチの角になるからアーチがスケッチしやすいのではないかと。

しらんけど。

ボディ14

ブレーシングの交点で分割した線上に直径8000Rある円を描く

ボディ15

ボディを円で挟むようにして反対側にもとりあえず5000Rの円を描く。

本物は5000Rかどうかはしらんけど。

ボディ16

いらないスケッチ部分を消す

ボディ17

このスケッチを使って、回転で新規ボディを作る。

このアーチを使ってギターボディにアーチをつける

ボディ18

さっき分割したギターボディを結合する。

ボディ19

回転で作った新規ボディをこのボディと交差結合。

ボディ20

なんかボディっぽくなってきた。

指板の接着面を平らにする

次、指板接着面をフラットにするために面を作る。

アーチのままだと指板の接着面に隙間ができるor指板がボディに埋まる。

ボディ21

・・・ウーム、これするとアーチがおかしくなる。

けどどうすればいいのか今のところ考えてもわからないのでとりあえず進めていこう。

やっぱり一律同じアールってのはおかしいよね。

またなにかいい方法思いついたらやり直す。

いい方法あったら教えてください。

 

なんにせよ指板が接着される部分は平面を作らないといけない。

ネック接合部の指板幅の点2つとXブレーシングの交点の点の3点を通る平面を作成。

ボディ22
ボディ23

作った面でギターボディを分割

ボディ24

トップ薄くなっちゃうな・・・やっぱおかしい。悔しいがこのまま行こう。今わからない。

 

トップ、サイド、バックにパーツを分割

次、とりあえずボディ部分を、トップ、サイド、バックに分割したい。

普通にギター作るならおかしい話だけどもー。

 

まずはトップから

もう一回ボディ20の画像のスケッチを使ってアーチ面を作る

そのアーチ面をボディをトップの厚み分、下にずらす

画像では3mm下にずらしてます。

ボディ25

そしてギターボディをトップのアーチ面で分割

バックも同様にバックの厚みだけ出るように移動させて面で分割

画像ではギターボディが2.5mmはみ出すようにして、バックのアーチ面で分割してます

ボディ26

トップとバックを分割できたら残りのサイドのボディができる

そのボディをシェルで内部を空洞にする。

ボディの両面を選択してシェル加工。シェルの厚みは2.5mmにしてあります。

ボディ27
ボディ28

ライニングを作る

アコースティックギターにはライニングというものがボディの内側にあります。

サイドの板の厚みだけだとトップとバック面がうまくくっつけられないからです。

なので接着面積を増やすために必要なパーツです。

本来サイドに貼りつけて、アーチを削り、トップとバックを接着しています。

 

ライニングを作ってみようー。

サイドのギターボディをセンターで分割して、スケッチしていく。

三角形のような形でトップ面から少しはみ出すように。

これは後でトップとバックの面でカットすればぴったりになると思ったから。

ボディ29

バック側にも同じようにスケッチ

ボディ30

先ほどのスケッチをトップとバックの角に合わせてスイープさせる。

ボディ31

ネック接合面はブロックを作るのでライニングはいらない。

ボディ32

ライニングのちょっと出てる部分をトップとバックの面に合わせて分割して除去する。

ネックブロックとエンドブロックを作る。

ブロックのことをすっかり忘れていました。

そしてネックブロックとエンドブロックを作る

トップのブレーシングのスケッチを編集してブロック部分を追加する。

ボディ33

ネック接合面の平面を40mmほど押し出し。

ボディ34

そしてブロックを移動させてバックに少し飛び出させる。これもバックのアーチに合わせて後で切り取るためです。

 

そして先ほどかいたトップのスケッチのネックブロックを押し出し

ボディ35

エンドブロックもサイド厚より厚めに押し出す

ボディ36

とびでた部分をトップ面、バック面でカットする

トップ面とバック面で飛び出したいらない部分を切り取って除去する。

ボディ37

テールブロックのトップ面側の面取りをする

こんなとこ見えないんだけど、やってあるよなぁ。きっと。

ボディ38

サイドはとりあえず良しとしよう

トップのサウンドホールを切り取る

トップのスケッチからサウンドホールを抜き取る

ホール抜くと一気にアコースティックギターっぽく見えるなー。

でもオベーションとかタコマとかの真ん中にサウンドホール無いやつもひねくれてて好き。

ボディ39

バインディングを作る

次にバインディングを作る

まずはトップのバインディングから。

ギターボディのトップをセンターで分割して、バインディングの断面をネック側とテール側にスケッチする。

ボディ40

テール側の断面をトップの角をパスにしてスイープさせる

ボディ41

ネック側のバインディングの断面のスケッチとテール側からスイープで伸ばした先のバインディングの断面をロフトでつなげる。

ボディ42

反対側はミラーで作る。そっちの方が早いもんね。

 

バックも同じ要領で作る

ボディ43

細かいとこだけど、バインディングの少し飛び出たところをトップの表面で切り取っておくときれいかも。

バインディング完成。

余談だけどバインディングの隙間がないって素晴らしいね。

ウッドバインディングなんて隙間なく巻くの大変だもん。結構パテ埋まってるもんね。

 

 

埋め込み装飾をするのはちょっとしんどい・・・今気力ない・・・

気力があったらあとでやろう・・・

とりあえずボディっぽくはなった!

思ったより大変だったな・・・。やっぱ3DCADって難しい、思った通り行かないこと多い。

次はブレーシング。

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