大した楽譜は作れないのですが、ソロギターの楽譜を細々作っています。 → 楽譜リスト
もともとは公に発表するには面倒だし、自分で弾ければいいやと思っていたのですが、せっかくなので少し調べて販売してみようと思い立ちやってみることにしたのがきっかけです。
その際の記録として書き残しておくことにします。
私自身他サイト様から情報をいただき、参考にさせてもらいました。
この記事も参考になれば幸いです。
編曲許諾とは

かなりおおざっぱに言えば、オリジナルの楽曲の権利者からその曲を編曲して演奏してもいいよ。と言ってもらうことです。
編曲とは、バンドの曲をソロギターやピアノ、ブラスバンドなどで演奏できるようにすることです。
そして曲の管理者にその編曲したものはどこまでの公開を許してもらえるのかを聞きます。
例えば、
言われたことがあるのが、編曲した曲の演奏動画を特定のSNSに上げたり、楽譜を販売するのはいいけど、サブスクでの配信はやめてね。
または勝手な編曲は認めません。
などという風に言われたりします。
そもそも編曲してもいいのかどうか、どこまで許可してくれるのかは権利者次第です。
曲の改変には許可がいります。
編曲許諾に必要な情報の調べ方~まずJASRACで調べる

我々が申請する権利者は大体出版社になります。
テレビやラジオで聞くほとんどの楽曲がJASRACで管理されている曲です。
JASRAC管理の曲であればのJ-WIDというサイトで調べることができ、そこから連絡先の情報を得ます。
それ以外であればNexToneという団体もあり、そちらで確認することになります。
NexToneや海外のものに関してはまだやったことがないためご了承ください。
またやる機会があったとき、追記したいと思います。
しかし、やってることはJASRACと基本一緒なのかなと思います。
JASRACの管理であれば、JASRACサイト内のJ-WIDで目当ての曲名を探します。
曲名だけで調べると同じ曲名のものが大量に出てくることもよくあるので、アーティスト名やほかの情報も入れたほうが早く検索することができます。
また同じアーティストでも曲によって違う出版社(権利保持者)であることがよくあるので、一曲ずつ調べる必要があります。
そして目当ての曲を発見したらクリックして詳細を見ます。
必要な情報は
- 作品コード
- 管理状況詳細の出版社
です。
管理状況は〇や×が書いてありますが、これらはJASRACが管理している事柄かどうかを表示してくれています。
ですが編曲許諾の際に必要なのは管理している出版社の項目です。
そして楽曲ページに表示されている出版社をWEBで検索し、連絡先が分かればそこから連絡をとります。
WEBで名称を調べたら大体の連絡先は出てきますが、もう会社がなくなっていたり連絡先がわからない場合があります。
私の場合これに該当し、なかなか時間を要しました。
連絡先が分からない場合はJASRACのコールセンターで教えてもらえることもあります。
編曲許諾をもらうために出版社に連絡する

私の場合は
教えてもらえた連絡先に電話をかけても繋がらず、1週間ほどかけれるタイミングを見つけ、定期的に電話をかけましたが駄目でした。
そこで、アーティストが所属している現在のレーベルに問い合わせたところ、連絡後3日程度で管理出版社の連絡先メールアドレスを教えてもらえました。
そして連絡をしましたが、一週間経っても返信がない。
そしてまた、ちがう問い合わせフォームから送るとやっと返事が来た、といった感じです。
早く反応してくれる権利者もいれば送ってもなかなか返ってこない権利者もいます。
しつこく定期的に編曲許諾を出していると2,3曲まとめてOK、みたいな返信がか来ることもありました。
楽譜を作る
許可が出たら楽譜を作っていきます。
まあ個人で楽しむ分には許可も必要ないので先に楽譜を作ってしまっても問題ないかなと思います。
駄目だった場合自分で楽しむ楽譜になるだけです。
楽譜は、最低でも自分で弾けるようには作りたいものです。
せっかく楽譜にするのですし、誰かにちゃんと引いてもらいたいもんです。
私はソロギターを弾いていますので使用したソフトは「GUITAR PRO 8」でした。
以前はフリーの「tax guitar」というソフトを使っていました。
これが結構優秀なソフトで、結構使っていました。
これがフリーなんてありがたいですね。
しかし一人で遊んでいる分にはフリーソフトでも不自由はなかったのですが、PDFの見た目で比べると「GUITAR PRO 8」のほうが見やすいかなという感じたので有料でしたが購入しました。
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楽譜出版のサイトにて楽譜販売を開始する
楽譜を出版する方法はさまざまですが、一番手軽にできるのは販売サイトに登録し、PDFファイルをアップロードする方法ではないかと思います。
いろんな販売サイトはありますがpiascoreやヤマハのプリント倶楽部が有名でしょうか。
そこから編曲した楽譜をアップロードし、「piascore」様にて販売手続きを行いました。
楽譜登録時にも著作権管理情報として、許諾証を添付しなければいけないため、編曲許諾は必要な工程だといえます。
最後に
私が体験した編曲許諾の手続きに基づき、メモがてら書いてみました。
二次創作物を販売するときは何よりもともとのアーティストに敬意を払いたいものです。
0から何かを作るということは本当に大変です。
アーティストの方はパパっと作れちゃったと言われる時もありますが、
そのあと販売に至るまではさまざまの方が仕事をされているわけです。
なかなか返事が返ってこないこともありますが、公開するのであれば編曲許諾はとる必要があります。
ですので、個人的にはできる限りの努力をしたうえでやりたいことができたらなと思っています。
よかったら覗いてやってください。 → 楽譜リスト
参考になれば幸いです。
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